2022年 10月 06日
10月5日(水) 曇り 北西の風 5-6m 波1,5m長潮月齢9,2 満潮16:38 干潮9:21水温27,5℃ 透明度30m 10月になってようやくまともに潜れるようになった。もう台風は来ないでくれー。気候はすっかり秋となり天気の悪い日や3本目のダイビングの後は肌寒い日が多くなってきました。水中は黒潮が当たっていて調子が良く青く暖かい。 ビックツアーを無事に終えて今日はゲスト1名でのんびりと海中散歩。ダイビング後には船の脇にシワハイルカ(?)の群れがいた。50cmくらいの生まれたての赤ちゃんを連れていた。海が時化ていたから湾内に避難してきたのかな?船によってきたタイミングでちょっとだけ水中からも見ることができた。
最近いくつかの場所でチョウチョウウオ玉が見られている。サンゴの産卵もほとんど終わったと思うんだけどなんだろうなぁ。今頃繁殖なのか、いったいなんなんだろう。チョウチョウウオの産卵って多分誰も見たことないと思うんだけどまさか集団でしたりするのかな??気になるー。 チョウチョウウオ玉しばらく浅瀬をウロウロしてくれていた。
アマクチビの幼魚 標本記載ではトカラ列島が南限とされている準絶滅危惧種らしい。過去に見た記憶はあるけど撮影できたのは初めて。ヨスジフエダイとかフエダイの仲間に見えるけどよく見ると顔がとんがっていてちょっと違くてフエフキダイの仲間だ。腹鰭をパタパタと広げたり閉じたりする姿が特徴的で何か違うものを感じさせる。 こういうのが地味に嬉しいなー!
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2022年 09月 27日
9月26日(月) 曇り 北の風1-2m 波1,5m大潮③月齢0,2 満潮07:03 干潮13:22水温27,0℃ 透明度20m
気がつくと9月もあと少し。全然ブログを更新できなかった。というか台風の連続で全然潜れなかった。台風14号は屋久島ごと吹き飛ばしてしまうかと思われたけど意外と大丈夫だった。伊勢湾台風並みと言われているのが直撃だからそりゃあビビりましたよ。9月も終わりになってようやく海が少し落ち着いてきた。白化が進んでいたサンゴは水温の低下で少しずつ回復中!台風の被害も合わせても10%も死んでいないかな。 今日は調査で潜っていたらサラサハタを見つけた。過去に2回見たことあるけど写真に収まっていないからようやく撮れた!!微妙ーな場所だけどしばらくいてくれるといいな。
サラサハタ
白化したサンゴとカンザシヤドカリまだまだ白化サンゴと生き物のコラボもお勧め!
こちらは先日の口永良部ツアーの様子。予報より波が高くて大変だったけど海の中は快適だった。海中でも陸上でも温泉三昧! ではでは。
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2022年 09月 05日
9月4日(日) 曇り 南東の風4-5m 波3m小潮③月齢7,8 満潮13:31 干潮18:28水温28,4℃ 透明度20-30mタンク下 台風11号の影響で長らくお休み中。海は今日まで潜れた。5,6,7は厳しいかな。 海の変化が著しいこの頃、普段あまり話題に出てこない魚たちも記録しておかないとね。 タンク下のウスサザナミサンゴ群落で見られるカブラヤスズメダイ。13年前に確認した時からしばらくは幼魚が十数匹ー数十匹見られる程度だった。それがこの数年で爆発的に増えた。アオバスズメと同じで、いやアオバスズメを上回る勢いで大増植している。違う場所ではもう桜吹雪のように舞っているレベル。あまり気にしてこなかったけど、、、気がつくと成魚もたくさんいるし、産卵床を守ったりもしていた。季節来遊魚だった魚が普通種になったと言っていいのかな。
カブラヤスズメダイこの場所では昔はハナゴイもほぼいなかった。ハナゴイは3年くらい前から増えてきたかな。
カブラヤスズメダイの幼魚わさーっといる!スズメダイにしては密度高く群れる。
身体を横にして震えながら求愛するカブラヤスズメダイ 産卵床はウスサザナミサンゴの裏側卵を生みつける部分のサンゴはカブラヤスズメダイが整えて(殺して)産卵基質として利用している。と思われる。 肝心な産卵は見れなかったけど近ごろ賑わっているカブラヤスズメダイのお話でした。
シライトイソギンチャクとクマノミ そうだ水温が1℃低下していた。 サンゴたち回復するかなー。 ではでは。
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2022年 09月 03日
9月2日(金) 晴れ 南東の風4-5m 波2,5m小潮①月齢5,8 満潮10:41 干潮16:32水温29,5℃ 透明度30mタンク下 ついに見れてしまった。この数年、特に昨年から急激に数が増えてきたと感じていたアオバスズメダイがなんと産卵!!!去年も怪しいと思っていたけど今年は確実に成魚まで成長していると思っていたので期待はしていたけどあっさりと見れてしまった。海が確実に変化してきている一つの証拠としてしっかりと記録しておかないと。
アオバスズメダイの雄黄色い生殖突起が見える。これはひょっとしたらとしばし観察。アオバスズメダイが群れているサンゴから数m離れた岩の上でオスは産卵床で何やらしていた。しばらくすると雄がフワーっと中層へ浮いて、少し離れたところにいたメスに軽く求愛。するとメスは産卵床に向かってオスに引き連れられるように降りてきた。そして産卵。時間は長くて10秒ほど。何度も観察したけど2,3秒で終わってしまうことが多かった。これが普通のことなのか観察圧なのかはよくわからない。
アオバスズメダイ中層で求愛!
アオバスズメダイのオス(手前側)がメスを産卵床までエスコートする。
アオバスズメダイの産卵メス(下側)の生殖突起はオスより太く先が曲がっている。
アオバスズメダイの産卵 手前側がオスで奥がメス。 産卵の周期は結構長く数分から10分に1度くらいだっかな。しかも数秒で終わるから結構長い間ぼーっとしていた(笑)水温が高いからそれもまた楽しいんだけど。そんな最中にアオバスズメダイが一斉に逃げ出したかと思ったらカスミアジとツムブリの大群が押し寄せてきた。2度ほど。
アオバスズメダイ(自然光で撮影)他の写真はストロボを使って撮影した。胸鰭を閉じているのでアオバスズメダイの特徴の胸鰭の付け根の黒斑は見えない。
元々はアオバスズメダイとデバスズメダイを見分けるために潜ったんだった。
デバスズメダイ(自然光で撮影)アオバスズメダイにそっくり。タンク下では少数派。数匹しか確認できず。サイズも小さい。色はアオバスズメダイに比べて少し淡い。もちろん胸鰭の付け根には黒斑が無い。
デバスズメダイ(自然光で撮影)
デバスズメダイ(ストロボで撮影)
デバスズメダイ(ストロボで撮影)
何やら求愛のようなじゃれ愛のような動きをしていた。 これが成魚なのかいまいちわからない。 産卵していたアオバスズメダイの半分くらいのサイズ(3-4cm)。
100分間ずーっとこの子達を見続けて終了。それにしても10年前には想像してなかった光景だなぁ。これから海はどう変わってゆくのか。
ではでは。 そうだ、先島諸島の皆さまが無事でありますように。。。
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2022年 09月 02日
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