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屋久島ダイビング日記neo

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2022年 09月 03日

アオバスズメダイの産卵!とデバスズメダイ。

9月2日(金)
晴れ 南東の風4-5m 波2,5m
小潮①月齢5,8 満潮10:41 干潮16:32
水温29,5℃ 透明度30m
タンク下

ついに見れてしまった。
この数年、特に昨年から急激に数が増えてきたと
感じていたアオバスズメダイがなんと産卵!!!
去年も怪しいと思っていたけど今年は確実に
成魚まで成長していると思っていたので期待はしていたけど
あっさりと見れてしまった。
海が確実に変化してきている一つの証拠として
しっかりと記録しておかないと。

アオバスズメダイの産卵!とデバスズメダイ。_b0422430_13295884.jpg
アオバスズメダイの雄
黄色い生殖突起が見える。
これはひょっとしたらとしばし観察。
アオバスズメダイが群れているサンゴから数m離れた岩の
上でオスは産卵床で何やらしていた。
しばらくすると雄がフワーっと中層へ浮いて、
少し離れたところにいたメスに軽く求愛。
するとメスは産卵床に向かってオスに
引き連れられるように降りてきた。
そして産卵。
時間は長くて10秒ほど。
何度も観察したけど2,3秒で終わってしまうことが多かった。
これが普通のことなのか観察圧なのかはよくわからない。

アオバスズメダイの産卵!とデバスズメダイ。_b0422430_13295836.jpg
アオバスズメダイ
中層で求愛!

アオバスズメダイの産卵!とデバスズメダイ。_b0422430_13295854.jpg
アオバスズメダイのオス(手前側)が
メスを産卵床までエスコートする。

アオバスズメダイの産卵!とデバスズメダイ。_b0422430_13295763.jpg
アオバスズメダイの産卵
メス(下側)の生殖突起はオスより太く先が曲がっている。

アオバスズメダイの産卵!とデバスズメダイ。_b0422430_13295714.jpg
アオバスズメダイの産卵
手前側がオスで奥がメス。

産卵の周期は結構長く数分から10分に1度くらいだっかな。
しかも数秒で終わるから結構長い間ぼーっとしていた(笑)
水温が高いからそれもまた楽しいんだけど。
そんな最中にアオバスズメダイが一斉に逃げ出したかと思ったら
カスミアジとツムブリの大群が押し寄せてきた。
2度ほど。

アオバスズメダイの産卵!とデバスズメダイ。_b0422430_13295794.jpg
アオバスズメダイ(自然光で撮影)
他の写真はストロボを使って撮影した。
胸鰭を閉じているのでアオバスズメダイの特徴の
胸鰭の付け根の黒斑は見えない。


元々はアオバスズメダイとデバスズメダイを
見分けるために潜ったんだった。


アオバスズメダイの産卵!とデバスズメダイ。_b0422430_13491447.jpg
デバスズメダイ(自然光で撮影)
アオバスズメダイにそっくり。
タンク下では少数派。数匹しか確認できず。
サイズも小さい。
色はアオバスズメダイに比べて少し淡い。
もちろん胸鰭の付け根には黒斑が無い。

アオバスズメダイの産卵!とデバスズメダイ。_b0422430_13491436.jpg
デバスズメダイ(自然光で撮影)

アオバスズメダイの産卵!とデバスズメダイ。_b0422430_13491479.jpg
デバスズメダイ(ストロボで撮影)

アオバスズメダイの産卵!とデバスズメダイ。_b0422430_13491482.jpg
デバスズメダイ(ストロボで撮影)
何やら求愛のようなじゃれ愛のような動きをしていた。
これが成魚なのかいまいちわからない。
産卵していたアオバスズメダイの半分くらいのサイズ(3-4cm)。


100分間ずーっとこの子達を見続けて終了。
それにしても10年前には想像してなかった光景だなぁ。
これから海はどう変わってゆくのか。

ではでは。

そうだ、
先島諸島の皆さまが無事でありますように。。。






by itarutakaku | 2022-09-03 13:57 | 一湊 | Comments(0)


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