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屋久島ダイビング日記neo

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2022年 08月 21日

リュウモンサンゴの産卵とサンゴの白化現象

8月21日(日)
雷雨のち晴れ 西の風3-5m 波2,5-1,5m
小潮③23,4 満潮16:28 干潮20:55
水温30℃ 透明度30m
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この数年追いかけていたリュウモンサンゴの大規模な産卵が見れました!
嬉しい〜。
ブログの更新頻度は低いけど、、、
常に新しさとロマンを求めて日夜励んでおります。
今回は調査段階でしたが下見で確信が持てたので
ゲストの皆さんも引き連れてみんなで観察。

屋久島のサンゴの産卵といえば
オオハナガタサンゴとマルハナガタサンゴの産卵に
チョウチョウウオが群がり卵を食べるシーンが有名です。
しかし今年は(The)チョウチョウウオの数が少なく
頭を悩ませていました。
それが今回見られたリュウモンサンゴでは
チョウチョウウオの数が多く、しかも種類が
トゲチョウチョウウオやフウライチョウチョウウオなどの
白や黄色の華やかなのが多い!!
これは楽しいぞ!
来年にはキッチリとご案内できるかな!?


リュウモンサンゴの産卵とサンゴの白化現象_b0422430_15043671.jpg
フウライチョウチョウウオと。

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リュウモンサンゴの産卵
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リュウモンサンゴの放精

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広範囲で産卵が見られたけど、
チョウチョウウオが集まるところに自然とみんな集まる。

サンゴを蹴らないように細心の注意を払ってくれて
有難うございました!

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こちらはコモンサンゴの仲間の産卵。
カンザシヤドカリはこの卵をぱくぱく食べていた。

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アザミサンゴの産卵
ミツボシクロスズメが卵を食べる。


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この一週間でサンゴの白化が一気に進んだ。
こんなに台風が来ない夏は初めてかも。。。
そりゃあそうなるか。
水温も湾内では30度越えのことも。。。

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白化中のエダサンゴ。
まだ褐虫藻(茶色)が残っている。

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タイドプールのサンゴ。
こちらの茶色い部分はサンゴが死んで
藻類が付着し始めている状態。
気泡はその藻類から出ている。

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白化は撮影のチャンスでもある。
普段より明るい写真が撮れてストーリーも加わるから
三倍ましで意欲が湧いてくる。

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イソギンチャクも白化!!
美しい〜。でも心配。
何年ぶりだろうこの感じは。

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調査に出かけるところ。

ちなみに今日は珍しいほどの長い雷雨、
夕方に帰りのゲストさんだったので
ダイビングは中止。

ようやく天気も回復したから今日も調査に行ってこようかな。

ではでは。


by itarutakaku | 2022-08-21 16:04 | 志戸子 | Comments(0)


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