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屋久島ダイビング日記neo

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2025年 06月 24日

2025年のサンゴ産卵考察とコブシメとか黒潮とか。

6/23(月) 曇雨

南南西 1m、気温28℃ 水温27℃

水温27℃ 透明度20m-

中潮 満潮6:41、干潮13:40


黒潮きましたねぇ。

水温27℃。しかも夏の陽気。

もう梅雨明けか?って天気が続いてました。

今はまたちょっと梅雨っぽいけど、今年もまた

変な気候になりそう。

海中でも例年が全然適応されなくて、予測が困難。

沖縄方面のというか、世界のヤスさん(スローライフマリンサービス)

に聞いた沖縄のサンゴ情報でも、同じように予測が難しかったみたい。


屋久島で例年狙っているオオハナガタサンゴ&マルガタハナサンゴはに

関してはサンゴの衰退と、そこに集中するダイバーで観察初日で断念。

16年間ほぼ毎年見守ってきたけど、観察がもはや困難。

今回の本命のエダサンゴの産卵に期待するも

大規模産卵が見れずに終わった。

1%、20−30%、3%とかなかなか渋い。

この間オオハナガタサンゴの産卵やコブシメのハッチアウトなんかも

あったけど、すっきりしないナイト週間だった。

そもそもエダサンゴの大産卵とコブシメの赤ちゃんのコラボが売りだったけど

今年はこの場所のコブシメの産卵が1ヶ月以上遅れたせいで

ハッチアウトが全然見れなかった。

代わりにいまだにコブシメの産卵は大盛り上がりだけど!


サンゴの産卵は来月に期待が膨らむけれど、

また予測が難しいなぁ。


2025年のサンゴ産卵考察とコブシメとか黒潮とか。_b0422430_11211954.jpg
今年一の凪と海中の青さ。
入った瞬間満足(笑)

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多くのサンゴが衰退した中、深場のサンゴであるリュウモンサンゴは
過去一の美しさ!!!


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サンゴの産卵を見にきた皆さんは思わぬ
コブシメフィーバーに狂喜乱舞?

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人と人の間をすり抜けて産卵を繰り返すコブシメたち。


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ワイドも良いけどマクロでコブシメもオススメですね。

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オキザヨリの繁殖行動
産卵までは見れなかったけど、あちこちに卵がある。


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オオハナガタサンゴの産卵
チョウチョウウオが最近少ない。

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エダサンゴの産卵
たくさん出てるけど、こんなもんじゃないんだよなぁ。

2025年のサンゴ産卵考察とコブシメとか黒潮とか。_b0422430_11233943.jpg
枝の奥の方にしかバンドルが見られなかった。
まさか今年はこれで終わりなんてことはないと思う。
というか願う!

2025年のサンゴ産卵考察とコブシメとか黒潮とか。_b0422430_11234753.jpg
タイドプールではロウソクギンポの繁殖行動が活発に!
今年はまだ海藻が綺麗。
もう7月なのに。やっぱり連年とは大きくずれる感覚。


2025年のサンゴ産卵考察とコブシメとか黒潮とか。_b0422430_11502779.jpg

久しぶりにお休みなのでゆっくり潜ってきます。

ではまた。








# by itarutakaku | 2025-06-24 11:51 | 北部・志戸子 | Comments(0)
2025年 06月 13日

ギチベラ産卵!と最近の海

6月12日(日)晴れ

南西波1m、気温28℃

水温23.4℃ 透明度7-10m

大潮 満潮6:41、干潮13:40、透明度58m


ギチベラ産卵!と最近の海_b0422430_13174359.jpg

ギチベラの産卵
ずーっと見たかったけどなかなか追いきれていなかった魚。

ようやく見れた!!



お久しぶりです。

アメリカ、カナダとしばし旅していました。

ジャイアントケルプの森の探検は良い刺激と経験になりました。

さてぼちぼち屋久島も本格的なシーズンの幕開け。

頑張って潜りますよー!


10日に潜った時は黒潮があったっぽくて27℃近くの水温。

だけど今は黒潮が去ってしまって、透明度は激悪、、、

水温も23-24℃程度と悪い。

天気も海況もよく、なんだかこのまま梅雨明けしてしまいそうな気さえする。

海底ではこの数年めっきり姿を消していたミルが繁茂ある程度していたり。

10日には過去最遅のコブシメ22個体産卵!

まさか6月でもこんなに見れるとは!


ギチベラ産卵!と最近の海_b0422430_13174431.jpg

コブシメの喧嘩

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カミナリイカの産卵

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クマノミ

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ハナビラクマノミ卵保護


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アワセイソハゼの仲間

ギチベラ産卵!と最近の海_b0422430_13174239.jpg

オオハナガタサンゴ

今年の産卵予想まであと少し。

しかし、、、タンク下のサンゴは半分以上。

多分6-7割が死んでしまった。

残された部分も元気なところとまだ弱々しいところと

まちまち。

無事に産卵してくれるだろうか。

他のを狙おうか悩ましいところだ。



ではまた。













# by itarutakaku | 2025-06-13 13:28 | 北部・一湊/吉田 | Comments(0)
2025年 05月 20日

コブシメ乱舞!時々タイドプール。な1ヶ月。

5月18日(日)曇り

中潮② 月齢26.7  干潮20:42 満潮12:50

北西の風3-4m 波1,5m

水温20 - 21℃ 透明度15m


コブシメ乱舞!時々タイドプール。な1ヶ月。_b0422430_08261518.jpg
コブシメのオスの喧嘩

あっという間にGWも終わって(いつの話だ。)
気がついたら約1ヶ月ぶりの更新。
そしてすいません、、、今日からしばし旅に出ます!
つきましては、、、
お店は6月9日まではお休みとさせて頂きます。

コブシメがまだまだ好調なのに島を離れるのはしのびないけど、、、
そうそうなんと屋久島梅雨入り!!
沖縄奄美よりも早く梅雨入りしたのは62年ぶりとか。


コブシメ乱舞!時々タイドプール。な1ヶ月。_b0422430_08255616.jpg
この時期に屋久島に来られる皆さんのリクエストはコブシメ!
この1ヶ月寝ても覚めてもコブシメでした(笑)
GW前から毎日、最低でも10個体程度のコブシメを観察。
多い時は30個体オーバー!!
今年はこの16年間で最も多くのコブシメが見られた年です。
新ポイントのK3の存在が大きいかな。
タンク下でも過去最高のコブシメの数だったし、
コブシメの当たり年!

コブシメ乱舞!時々タイドプール。な1ヶ月。_b0422430_08260535.jpg
コブシメの産卵
死んで海藻に覆われたサンゴに産卵をするコブシメ
去年までの一番のコブシメの産卵スポット。
サンゴが死んでしまったのに、たくさんのコブシメがやってきて
産卵を繰り返していた。しかしやがて崩れてしまうだろうし
今年が最後になるのだろうか。
2%くらい生き残ったサンゴもあるから、
奇跡的に復活すればいいんだけど。。。
しばし見守ります。


コブシメ乱舞!時々タイドプール。な1ヶ月。_b0422430_08260541.jpg
コブシメの体色変化。
体の半分で求愛して、残り半分で威嚇。
器用な奴です。

コブシメ乱舞!時々タイドプール。な1ヶ月。_b0422430_08255001.jpg
コブシメの交接
その後、

コブシメ乱舞!時々タイドプール。な1ヶ月。_b0422430_08265964.jpg
精莢(精子の詰まったカプセル)を受け取ったコブシメのメス
交接をして、受精すると言われているが実際はちょっと違う。
メスはこの口の下にある肉球のような器官に
オスの精莢を抱え込んで、いざ産卵をするというときに
使っていると思われる。

コブシメ乱舞!時々タイドプール。な1ヶ月。_b0422430_08255058.jpg
肉球みたいな器官の拡大図
糸状のものが精子の入った精莢(せいきょう)
この器官の名前なんて言うんだろう。


コブシメ乱舞!時々タイドプール。な1ヶ月。_b0422430_08260574.jpg
ロウソクギンポ
この時期のタイドプールはやっぱり幸せ。
コブシメと共にこの時期のオススメ!

コブシメ乱舞!時々タイドプール。な1ヶ月。_b0422430_08260572.jpg
海藻から酸素の気泡がポコポコと。

さてさて、
ちょっとだけ島を離れますが、
帰ってきたらまた全力で潜ります。

ではまた。






# by itarutakaku | 2025-05-20 09:00 | 北部・志戸子 | Comments(0)
2025年 04月 25日

海底は春爛漫!

4月25日(金)曇り

中潮② 月齢26.7  干潮20:42 満潮12:50

北西の風3-4m 波2m(弱い)

水温20-21℃ 透明度7m

モミジ園 / K2サザナミ

海底は春爛漫!_b0422430_20505827.jpg
フクロツナギやヒゲミルなど。
海底では海藻たちが密やかに栄華を極めています。

海は黒潮が遠ざかり一年で一番というほどの、
透明度の悪さ、、、。見えない!
5−7メートルくらいかな。
そして冷たい。でもなんか栄養ありそうだからいいか。

海底は春爛漫!_b0422430_20505800.jpg
ウルトラマンホヤ(通称)にクモガニの仲間
ウルトラマンホヤはちょっと萎み始めていた。

海底は春爛漫!_b0422430_20505891.jpg
ミルを背負ったテナガヤドカリ

海底は春爛漫!_b0422430_20505888.jpg
モミジコケムシ(通称)とハナオコゼ幼魚

海底は春爛漫!_b0422430_21131697.jpg
モミジコケムシ(通称)とサガミツノメエビ
久しぶりに見たな。


海底は春爛漫!_b0422430_20505837.jpg
カタアシクラゲの仲間のヒドロ虫世代



今日はこんな感じでマクロでネチネチ。



数日前のログを備忘録として。
snsにあげて忘れてた。
以下引用

最高記録!53個体のコブシメ!!
これまで最もお世話になっていたコブシメポイントのK1。そこに行くと去年のサンゴの白化の影響でサンゴは壊滅。1匹のメスが死んだサンゴの隙間に繰り返し卵を産みつけている姿が健気であり、切なかった。
絶望的な気持ちになりながら、比較的近くにあるアオサンゴの群落をチェックすると、、、なんとゴブシメがおぞましいほどいた!何度数えても数えきれない。最終的に53個体はカウントできた。この16年間の最高が30くらいだから圧倒的な数。
でも数は多いけど3グループくらいに分かれていて、どこを狙って良いか分からない。キョロキョロしすぎて目が回った(笑)
絶望からの、この驚きの光景。
感動した。ほんとうに。
これだから海はやめられない!
屋久島で誰も知らないポイント。
その名もK3!
これからの観察が楽しみすぎる。

海底は春爛漫!_b0422430_20520704.jpg
海底は春爛漫!_b0422430_20520524.jpg


ではでは。





# by itarutakaku | 2025-04-25 21:12 | 北部・志戸子 | Comments(0)
2025年 04月 10日

黒潮急接近とハンマーにギンガメの群れ

4月9日(水)晴れ

中潮① 月齢10.7  干潮20:42 満潮12:50

北西の風2-3m 波1,5m

水温22℃ 透明度20-30m

タマガリ


黒潮急接近とハンマーにギンガメの群れ_b0422430_08562224.jpg

黒潮接近中!

水温も透明度も急上昇!

クラゲが無数に漂っていた。

流れ藻にはアジやカンパチの幼魚などが

ちょこっとついていた。今年は

モジャコ漁が苦戦中らしい。

今日の驚きはタマガリでの大物祭り。

ここってこんなワイルドのポイントだったっけ。

ギンガメアジの群れとそれを捕食するカマスとガリザメ。

ギンガメの胃の内容物が落ちてきた。。。

それにハンマーヘッドにアカウミガメのオス!

いやいや凄いな。

なんとなーく調査に来たけど

結構楽しんじゃった。



黒潮急接近とハンマーにギンガメの群れ_b0422430_08564461.jpg
死んでしまったテーブルサンゴとキンギョハナダイ

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ギンガメアジ

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ヒトモシクラゲかな。



ウミコップの仲間
これが無数に漂っていた。

黒潮急接近とハンマーにギンガメの群れ_b0422430_08570756.jpg
オスが単独のハーレムのスミレナガハナダイって
色彩がちょっと違うよね。

黒潮いつまで続くかなー。


ではでは。








# by itarutakaku | 2025-04-10 09:16 | 北部・志戸子 | Comments(0)