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屋久島ダイビング日記neo

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2024年 11月 29日

来年の営業と(気がついたらとっくに冬季休業!)と白化したサンゴのこと。

11月27日(水)曇り

大潮②月齢14  干潮13:37 満潮19:26

南-北西の風7-8m 波2m

水温24-25℃ 透明度20m

来年の営業と(気がついたらとっくに冬季休業!)と白化したサンゴのこと。_b0422430_15503998.jpg

あっというまに今年の営業もおしまいです。

ってすでに1ヶ月前から休みだけど、、、

さて気になる!?来年の営業は

2025年 営業期間 : 4月11日 – 11月3日

( ※ 休業 : 5月20日 – 6月10日 )


HPも改定し料金も少し変わりましたので

ぜひ見てください!

値上げした部分もありますが、むしろお得になったかも!?

「屋久島ダイビングライフ」


さてしばしお休みをいただきますが、屋久島でも旅先でも

海の探究を続けていきます!



来年の営業と(気がついたらとっくに冬季休業!)と白化したサンゴのこと。_b0422430_15504705.jpg
ついにミラーレスデビューして日々奮闘中!


来年の営業と(気がついたらとっくに冬季休業!)と白化したサンゴのこと。_b0422430_15504067.jpg
高iso感度でも楽々撮れる!と思っていたけど

iso1600で割とノイズ出出るのね。日没の頃に絞り開放で撮影。


来年の営業と(気がついたらとっくに冬季休業!)と白化したサンゴのこと。_b0422430_15505033.jpg
コブシメの産卵するサンゴ群落

この1ヶ月心配で心配で仕方がなかったけど

何とか回復してきた!!3割くらいはダメっぽいけど

壊滅も覚悟していたから嬉しいー、、、(涙)

本当によく頑張った!!そしてありがとう!!

来年からみなさんにコブシメ産卵をお見せできないかもと

ハラハラしてました。

浅瀬のサンゴ群落は壊滅的なところも多いけど

ギリギリ耐えきったサンゴや、ひょうひょうとしているサンゴもあって

サンゴの不思議を感じてもいます。


来年の営業と(気がついたらとっくに冬季休業!)と白化したサンゴのこと。_b0422430_15504496.jpg
薩摩より康司がやってきた!
熟成された芋の香りが漂う!?

潜っって飲んで語らい、海の高みを目指しましょうと

そんな崇高なひととき。(ぐだぐだ呑んでいただけとの噂も)


来年の営業と(気がついたらとっくに冬季休業!)と白化したサンゴのこと。_b0422430_15504914.jpg
久しぶりのモミジ園はまだ芽生え始め。

去年はもっと華やかだったけどなぁ。

半月以上遅れてる。

それもそのはずつい最近まで水温26−27度とかだったし。

こういった変化が来年のあらゆる事象に

変化をもたらすんだろうな。



あれ、もしかして

良いお年を!?

またタイミングがあれば更新します!


それではまた!




# by itarutakaku | 2024-11-29 16:27 | 北部・志戸子 | Comments(0)
2024年 10月 05日

クロハコフグ産卵上昇!

10月5日(土)雨のち虹

大潮②月齢14  干潮13:37 満潮19:26

東の風4m  波1,5m 水温27-28℃ 透明度20m


あっという間に秋ですよ。

6月からて手伝ってくれていたサキちゃんに、

変わってルナちゃんがきてくれた!!

ほんとありがたい限りです。それにしても

みなさんウミ好きですねぇ。


水温はまだまだ高く27-28度。でも陸は肌寒くなってきた。

そうだ、9月後半でしばらく手伝ってくれていた

全然ブログ更新してなくて、、、やってるの?

とか言われてるけど、毎日潜ってますよー!

というかようやく、水温が下がった!

台風10号でいったん下がった水温はまた戻り、白化がじわじわ進み

サンゴの死が深刻になりつつあるけど、壊滅は免れたかもしれない。



昨日からはショップさんがきてるけど夕方に

素敵なシーンが見られた!!

オジサンの求愛に興奮するゲストの傍で

クロハコフグが産卵しそう!!

しばらく見てたけど大人数で囲んでいたので

なかなか進まない。。。

産卵までは見ることができなかったけど

楽しかったなぁ。


クロハコフグ産卵上昇!_b0422430_22033060.jpg
クロハコフグの産卵上昇
驚いたのはオスがメスでメスが下の状態での産卵上昇。
普通逆じゃない??
オスがメスを持ち上げるように上昇する種が多いけど
クロハコフグは違うようだ。


クロハコフグ産卵上昇!_b0422430_22031550.jpg
う〜ん
素晴らしい!!
隣で涎垂らしながら観察。
写真はゲストのRena氏より借りました。


クロハコフグ産卵上昇!_b0422430_22092719.jpg
サラサハタ幼魚
1ヶ月以上ロストしていたけど
同じ場所に帰ってきた!(ずっといた!?笑)

クロハコフグ産卵上昇!_b0422430_22094122.jpg
大規模なサンゴの群落の一部。
3割くらいが既に死んでいる。
お願いだから復活してー!!!!
心の底からお願いします。

ではではまた〜。








# by itarutakaku | 2024-10-05 22:29 | 北部・志戸子 | Comments(0)
2024年 09月 18日

北限記録かな!?シマヤッコ登場!!!と台風通過後のサンゴの状況。あっマンタも2枚!

9月17日(火)晴れ

大潮②月齢14  干潮13:37 満潮19:26

北東の風4-7m  波2.5m

水温29-30℃ 透明度1-25m


また随分とサボってしまった。

長らく影響のあった台風10号が無事に通過。

台風通過後に水温は2℃程度下がり、

部分的に回復傾向のサンゴも見られていたが、

気がつくとまた水温は30℃近くになり

徐々にサンゴは死につつある。

9月に入ってから東寄りの風が吹き続け

志戸子近辺でほとんど潜れていない。

どうなっていることか。

天気が悪い日が多いことがサンゴにとっては救いかも。


北限記録かな!?シマヤッコ登場!!!と台風通過後のサンゴの状況。あっマンタも2枚!_b0422430_09072504.jpg
天気が悪い日が続いているけど
海の中は黒潮が最高に気持ちいい!
ここのところニザダイの群れがすごい。
360度ニザダイに囲まれた!
あっそうだ、自分は見れてないけど、
ゲストのKさんはマンタ2枚!!!(証拠写真もあった!)
ぎゃぁああ。いいなぁ。。。

北限記録かな!?シマヤッコ登場!!!と台風通過後のサンゴの状況。あっマンタも2枚!_b0422430_09072533.jpg
ボウズハギの群れもすごかったなぁ。
20分くらいずーっとボウズハギの群れに囲まれていた。

北限記録かな!?シマヤッコ登場!!!と台風通過後のサンゴの状況。あっマンタも2枚!_b0422430_09072304.jpg
タンク下のサンゴ
オオハナガタサンゴ群落は瀕死、
ちょっとましだったウスサザナミサンゴは白化が進行中。
一部死に始めた。

北限記録かな!?シマヤッコ登場!!!と台風通過後のサンゴの状況。あっマンタも2枚!_b0422430_09235324.jpg
シマヤッコ
ゲストとのダイビングを終えてから
お手伝いのサキちゃんが「これなんですかー?」って
まさかのシマヤッコ!!!?
ネット検索しても日本の生態写真が出てこない?
屋久島より遥かに亜熱帯の西表島でもほとんどいないっぽい。
きっとこの出現には黒潮の流れが大きく関係しているのだろう。
こんなちょっと不思議な出会いが無性に嬉しい。

そしてシマヤッコを見れてない自分は無性に悔しいー!!


北限記録かな!?シマヤッコ登場!!!と台風通過後のサンゴの状況。あっマンタも2枚!_b0422430_09133871.jpg
シマヤッコ
でも見れたー!
思ったより苦戦したけどひとまず撮れたのでホッとした。

北限記録かな!?シマヤッコ登場!!!と台風通過後のサンゴの状況。あっマンタも2枚!_b0422430_09072459.jpg
シマヤッコの正面顔


北限記録かな!?シマヤッコ登場!!!と台風通過後のサンゴの状況。あっマンタも2枚!_b0422430_09072325.jpg
シマヤッコ属のスミレヤッコのナズリング(産卵上昇)
シマヤッコの出待ちをしていたら周辺にスミレヤッコが多いことに気がついた。
ちょっと離れた場所を合わせると10個体くらいいる。
シマヤッコは1個体のみだから、もしかしたら
同じシマヤッコ属同士で何か駆け引きがあるのではないかと
夕暮れ時のやや深場(25m)で粘る。
結果は特に何もなかった。
スミレヤッコの産卵を1回だけなんとか見ておしまい。
面白い駆け引きはなかったけど、何もないことを知れて満足。

シマヤッコ×スミレヤッコの産卵が見たかった(心の声、、、)

北限記録かな!?シマヤッコ登場!!!と台風通過後のサンゴの状況。あっマンタも2枚!_b0422430_09072463.jpg
アカハラヤッコの産卵
こちらは帰る前に28mで観察。
いつも5-10mで見てる魚をなんでこんなところで、、、
と思いながらも、なんかいつもより撮りやすかった。
これまた微妙に満足したのだった(笑)


早く台風シーズン終われー。









# by itarutakaku | 2024-09-18 09:39 | 北部・一湊/吉田 | Comments(0)
2024年 08月 27日

生きろ!!白化サンゴの産卵と台風10号

8月26日(月)曇り

小潮②月齢21,7 干潮13:37 満潮19:26

南東の風3-10m 波1,5-5m

水温30-31℃ 透明度30m


台風10号のサンサン。どんどん進路が西寄りになって

被害の大きそうな最悪のコースとなった。

サンゴの白化が深刻だった海にとっては

恵みになると思い、喜びながらも戦々恐々としています。

ゲストもみんな蜘蛛の子散らすように島から逃げ出した(笑)

早朝から台風対策をして、最後にサンゴの状況を記録。

台風前後でどうなるのか。予測を立て、また記録をしよう。


写真はここ最近のサンゴたち。


生きろ!!白化サンゴの産卵と台風10号_b0422430_11230676.jpg
真っ白なテーブルサンゴ。

生きろ!!白化サンゴの産卵と台風10号_b0422430_11230672.jpg
水深15-22mくらいにかけて広がるエダサンゴの仲間
20m以深は白化が少し少ない。

生きろ!!白化サンゴの産卵と台風10号_b0422430_11230656.jpg
上から見ると真っ白なサンゴだったけど、
日陰になっている部分は褐虫藻がかなり残っていた。
白化現象は水温と陽射しの両方の条件が揃うことで起こるようだ。

このサンゴなんかのキャラクターに見える?

生きろ!!白化サンゴの産卵と台風10号_b0422430_11230572.jpg
水深3mのエダサンゴ群落と小魚たち。
サンゴは生命のゆりかごでもある。

意外なことにほとんど白化していない
エダサンゴも5-10%くらいはあった。
とはいえ白化は結構深刻。

それでも台風による物理的な被害がなければ

回復できるものも多そうだ。




生きろ!!白化サンゴの産卵と台風10号_b0422430_11230405.jpg
コモンサンゴの仲間の産卵とカンザシヤドカリ

真っ白なサンゴから溢れ出ようとする卵!!!!!



生きろ!!白化サンゴの産卵と台風10号_b0422430_11230532.jpg

そして産卵!!!!!

ここまで白化したサンゴも健気に産卵をするんだ。

ここ最近はやや感傷的に潜っていたけど、

生きのの力強さに胸を打たれた。

感動。。。

たくさん産んでくれてありがとう〜。
命よ繋がれ!!!

無事に狙っていたサンゴの大産卵が見れてホッとした。


生きろ!!白化サンゴの産卵と台風10号_b0422430_11230416.jpg
サンゴの産卵の途中からはゴカイの仲間やプランクトン祭り!!
拡大すると楽しげな幼生達が多種写っている。
生命が爆発してる!!

たくさんのゴカイに囲まれてパニックになる人と
たくさんのゴカイに囲まれて幸せそうな人たちもいて
ちょっと面白かった。



さてさて、台風10号で
お店が吹き飛ばなければ、
サンゴのその後を追って報告します。

今はただ被害が少ないことを祈るのみ。

ではでは。



# by itarutakaku | 2024-08-27 12:00 | 北部・志戸子 | Comments(0)
2024年 08月 21日

2024年屋久島サンゴの大規模白化

8月20日(火)晴れ

大潮④月齢15,7 干潮13:37 満潮19:26

南東の風4-5m 波2,5m

水温29-31℃ 透明度30m



昨日は夜中から朝にかけて激しい雷雨。

今年は台風も来ないしず〜〜〜〜〜〜と晴れているので

恵の雨だったけど昼には晴れてしまった。

水温も相変わらず30度と暖かい。

水深15mでも30度くらいある。。。

そのせいでサンゴの白化は止まる気配がない。

1998年の世界的なサンゴの大白化以来の

サンゴの白化になりそう。

屋久島は沖縄よりも緯度的に北だからか普段白化があっても、

死滅するほどではないのに今回は、、、


今日も志戸子や一湊のサンゴを見てきたけどもう限界じゃないだろうか。。

最近はここぞとばかりにサンゴが南の海にとってどれだけ大切かを

ブリーフィングしながら潜っている。

サンゴがなくなったらどうなってしまうのか、、、。



2024年屋久島サンゴの大規模白化_b0422430_00293773.jpg
志戸子のサンゴ
まっしろ〜。たまに何故か全然白化してないサンゴがあったりして
驚かされる。けどほとんどは白化が深刻。

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パステルカラーに変わるサンゴ

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こちらは褐虫藻がほとんど逃げしまい真っ白。
水温が高すぎるとサンゴが褐虫藻を追い出してしまうために
白化現象は起こるようだ。


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白化したサンゴとニシキカンザシヤドカリ
背景が白いとモデルのように美しく撮れる。。。


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ヒメサンゴガニの仲間
パステルカラーの紫やピンクなどに染まるサンゴもある。

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ヒメサンゴガニの仲間
こちらは黄色。
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水深15-20mに広がるサンゴ群落も白化が進んでいる。。。

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浅いところは白化の状況がより深刻

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白化したハマサンゴと白化していないハマサンゴ
水温30度でも白化しないサンゴもある。
同じ種類で同じ場所にあるのに不思議。
褐虫藻にも種類がたくさんあって、高水温への耐性が違うのかもしれない。
こうやって淘汰され、選択されていくのだろうか。

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テトラ周りのサンゴ

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オオハナガタサンゴ群落も白い!!周りのサンゴもほぼ全て白化中。


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ウスサザナミサンゴの白化は半分くらい。

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とにかく今は観察を続けながら
水温が下がることを祈るしかない。


ではでは。。。









# by itarutakaku | 2024-08-21 08:10 | 北部・志戸子 | Comments(0)